PEOPLE

社員紹介

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商品開発部 主任 佐藤 光 学士:理工学部応用化学科/修士:理工学部応用化学専攻
入社2017年(中途入社)

長い歴史を持つブランドで

ロングセラー商品を開発したい

Interview.1日本製紙クレシアを選んだ理由

多くの人に必要とされる 生活に密着した商品の開発に魅力を感じて

前職では、主にBtoBの場面で使われる紙製品の省資源化、強度向上などの研究をしていたのですが、次第にお客様に直接届く商品の開発に携わりたいと思うようになり、転職を決めました。当社は前職と同じ「紙」を扱っているので、それまでの知識が生かせること、多くの人が使う生活に密着した製品を作っているところに魅力を感じました。クリネックスのような歴史のあるブランドもあり、そこで自分の孫の世代まで続くロングセラー商品を開発できたらと思ったことも入社を決めた理由の一つです。

Interview.2私の仕事

営業やマーケティング部と工場をつなぎ お客様の声を商品に反映する

入社以来、商品開発部で家庭用品を担当し、スコッティウェットティシューのリニューアル、トイレットロールの長持ち化プロジェクト、クリネックスティシューのリニューアルなどに携わってきました。商品開発部は、営業やマーケティング部が市場のニーズを汲み取り企画した商品アイデアを、お客様にご満足いただける品質を確保し、かつ工場で効率的に生産できるよう作り込んでいきます。新商品開発の他、ティシューやトイレットロールの滑らかさや柔らかさの追求やウェットティシューがより使いやすくなるための容器の改良など、既存商品の改良にも取り組んでいます。お客様視点と製造現場視点の両方を求められ、本社部門と工場との架け橋のような役割だと思っています。日々、商品仕様の打合せ、ラボ実験による検証、実機によるテスト、サンプルのユーステストなどを行い、商品を作り上げていきます。また、自社商品の知的財産を守るための特許出願も行います。

Interview.3求められるスキルやマインド

自分が担う仕事は全体のごく一部 だからこそ皆と協力し自分の役割を全うする

一つの商品がお客様のもとへ届けられるまでには、多くの人が携わっていて、自分一人が担う部分は全体の一部に過ぎません。だからこそ、その役割を全うできるように、丁寧に仕事することを心がけています。具体的には小さな気づきや違和感を見逃さないようにすること、データや理論を確認し、根拠に基づき判断することですね。また、仕事はいろいろな部署が関わり成り立っていくので、関係部署としっかりコミュニケーションを取っていくことも重要だと思っています。

Interview.4仕事のやりがい・日本製紙クレシアの魅力

人々に愛されてきた商品に 自分のアイデアを入れて世に送り出す

当社のクリネックスやスコッティは、長きにわたり多くの人々に使われてきました。長い歴史をもつブランドの商品開発に携わり、自分のアイデアを入れて世に送り出せるというのは嬉しいですね。歴史があるので、“変えること”が難しい一面もありますが、携わった商品リニューアルでは、手探りながら今までとは違うアプローチで取り組み、品質改善を実現することができました。アイデアを出し合い、ブレイクスルーを見つけて商品化が進んでいくところに醍醐味を感じます。また、工場の実機でのテストで上手くいかなかった時には、原因を考え、仮説を立て、次のテストで対策案を講じます。こうした積み重ねで問題を解決できたときにもやりがいを感じます。

1日の流れ

  • 8:30
    工場へ出張
  • 15:00
    テスト完了、今後の方針を打合せ
  • 16:00
    テストサンプルを関係部署で確認
  • 17:00
    データまとめ、報告書を作成
  • 18:00
    退社

Interview.5私のこれからと目標

自分が培ってきた知識と経験を生かした ロングセラー商品の開発

感染症対策が必須となって衛生意識が高まる中で、以前よりウェットティシューやハンドタオル、ペーパータオルなどの需要が増えてきています。それらの商品は生活に定着し、これからも使われ続けると思います。市場ニーズの変化に対応し、より良い商品を多くの方々にお届けするのが当社の役割だと感じています。これまで自分が培ってきた知識や経験を生かし、そして、従来の考え方にとらわれず、自分にしかできない仕事をしていきたいですね。ロングセラー商品を開発したいという夢にも挑戦し続けます。また、今後は自分の仕事だけでなく、後輩の指導にも力を入れていきたいと思っています。

Interview.6学生へのメッセージ

仕事をしやすい環境を探す 就職活動はいろいろな企業を知るチャンス

当社はヘルスケア用品や家庭用品において優しい肌触りや使いやすさを追求するなど、 “優しさ”を感じる商品がたくさんあると思います。その商品群や、考え方に共感する人が集まっているからか、優しい人が多く、風通しがいい雰囲気があります。社員同士協力を惜しまず、仕事がしやすい環境ですね。良い商品もそういう環境があってこそ生まれると考えています。就職活動はさまざまな企業の話を聞けるチャンスです。後悔のないように、気になる事をたくさん聞いて、自分に合うところを見つけてください。私個人としては、好奇心を持って物事を捉え、検証するなどの行動に移せる、そういう若手と一緒に仕事をしたいと思っています。